造船
SEIDENでは、船用の制御も実績があります。船の上での火災に対応した消防設備用制御盤の製造実績もありますが、面白いところでいうと、大量の石油を中東から運んでくるタンカーは、瀬戸内海で石油を下すと、船体が浮いてしまい倒れてしまうのを防止するため、石油を抜きながら、反対側から海水を入れていく必要があります。ただ、普通にこれをやってしまうと瀬戸内の村上水軍顔負けの凶暴さを持った「シャコ」やヒトデなどの環境生物が一緒に船内に入り込み、地中海や中東の海洋環境を破壊してしまうのです。そこで、排水処理でもご紹介した膜を使った技術で、海水以外の異物の混入を防ぐ装置「バラスト」にもSEIDENの制御盤、制御技術が利用されています。